Thursday, January 12, 2006

悲しいね

悲しいねひとりは
泣いても誰も気づかない
悲しいね大勢でも
泣いたら皆が馬鹿にする
如何すればこの悲しみを追いやれる
人込みの中で一人で死ぬ
そんな人が大勢の街では
落涙は禁物
弱音は禁句
辛い痛い痒いと喚いても誰も何もしない場所だよ
前を向いて生きることは精一杯の自己防衛だから
空の強がりと負けん気は目一杯の正当防衛だから
今日も走る
バイクのタイヤ道を刻み
焼けたアスファルトの上
長くなった我が影落とす
今この瞬間世界が終わっても
今この影は地球に焼き付ける
生きた証歪んだ証狂った証全部わたしだった証
抜け落ちる記憶
欠けていく理性
減っていく感情
怖いのは自分でなくなること
死ぬまでわたしでいたいのにどんどん馬鹿になっていく
きっともっと脳は滑らかになり
辛さも悲しさ苦しさも全部忘れる
其れが何より怖い
今有る心は唯に悲しく徒に悲しい
精神障害者の苦痛
誰かに分かって欲しいけど
誰にも味わわせたくないよ
悲しいねひとりは
それでも一人でいい
記憶がなくなればどうせ永遠に一人
悲しいねひとりは
楽かもねひとりは

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