Thursday, January 12, 2006

天運

夫れ鶴は沐浴せざるも
而も白く
然う烏は日々黔めずも
而も黒し
其れを天運となすならば
我如何にか生きむ也
此れ黄色き肌は何時にか白ばむ
此が黄色き髪は何時にや黒染む
生来なるとて耐え難き恥辱
何処にても異人なるかと問われ
彼方にても同郷かと歓待受けず
其処にても旅愁付き纏い離れず
此処にても望郷の念醒めやらず
白は白
黒は黒
黄は黄
赤は赤
斯くも割り切れず
人間は生きるのか
何故に有るがまま受け入れざらむか
生まれもつものでいい
生まれもつが最もよい
後白河院の時代にては
異邦の苦慮無かりしか
太陽の恵みの光り受け
大気の恩恵の酸素吸い
空を地を海を賛讃して
この地上を生きる
足りぬのか其れだけでは不足するか
生を否定すれば死は無し
死を疎んじれど老は訪れ
老を避けるなら成長無し
斯くも悲しい
人の性

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