Thursday, January 12, 2006

氷心

一片の氷心は玉壷の中に
どれだけ綺麗に飾っても
虚飾の鍍金は必ず剥れる
必死に貫いた嘘も
化けの皮が剥がす
そんなこと知っていた筈なのに
魚心水心氷心
抱き隠し遂せると想っていた
突き通せば嘘も誠になる
古い諺を信じてしまって
君に嘘を吐いた
君を裏切った
君を欺いた
君の心が破れた音を聞いた
繕うにも針も糸も無い
切り裂いた君の心をまた針で刺すなんて出来ない
逃げてるねわたし
逃げないね君
だから傷付け合う
わたし達の心凍る
必死にくっついて一緒に融けようよ
互いの血を混ぜて肉を捏ねて纏めて一つの何かになろう
だから赦して
もう一回だけ
やっと開いた目には
何処へ視線を移しても
其処に此処に映る
君が
君の眩しすぎる残像が
随所に焼きついて離れない
この氷の心と心
氷解させて一つになろう
もう一回

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