Thursday, January 12, 2006

歪み往く街

気だるさは日が昇るのと同じ速度で
寂しさは日が沈むより早い速度で
この身を包む
曙は容赦無く訪れ
今日一日の予定を廻らし
かなりうんざりして
それでも無理矢理に壊れた身体と精神を動かす
真昼の陽射はまるで拷問
蓄積した疲れを焦がす
焦げ痕の傷が肌を這い
君の爪跡に紛れる
夕暮れは孤独を誘い
お前は放逐者だと告げる
和やかな夕餉も賑わしい酔っ払いも
わたしとは無縁の幸せを表徴する
行き場無く家路辿り
誰も待たない暗い部屋につく
このまま死んだら
死後どのくらいで
発見されるだろう
死にたがりの虫が脳髄から湧き出て
涙が零れるより先に胸に溢れ出る
ネオン舞う夜空に星は無く
ひとりの部屋に慰めは無い
ただ圧倒的な寂寥が現実を忘れさせてくれる
これは幸せ?
其れが不幸?
寂しさに慣れた心は幸福を求めなくなり久しい
こんな生き方が蔓延する街では一時凌ぎの嘘が一番の恩恵
何て虚しい
でも優しい
名も知らぬ男との夜遊び
これも愛と呼ぶなら
世界は愛に満ちている
狂ったわたしに似合う狂った世界
街中が歪んで見えるのは
わたしの所為じゃない
現実を直視する
狂気の所為

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