Thursday, January 12, 2006

馬鹿の恩返し

息を吐くともう吸い込めないこの痛み
この人生で幾度繰り返し味わっただろう
もう飽きた
酷く疲れた
いっそ自分の手で腹に巣食う腫瘍を抉り出したく思う
何時まで健常者の振りを続けられるだろう
何処で死に掛けだと暴かれるだろう
この瀬戸際でギリギリの強がり
馬鹿みたい
わたしの生死など
わたしが思うほど
誰も気にしないよ
分かっていても
平気の振りを続ける
正気の真似を続ける
狂った欝病癌患者
救いの無い闇の中
医者は事務的に経過を告げる
看護師はお節介に世話を焼く
どちらも嫌い
放って置かれるのも悲しい
ならどうして欲しいのと
事情を知る友人が聞く
其れが分からないのね
モルヒネが癖になった
孤独放浪も癖となった
裏切りももう習い性
凄く虫が良いけれど
叶うなら平気を装いカッコつけたままである日突然死にたい
死ぬときは他人の中がいいな
泣かれながら死ぬのは嫌だな
最後までこの虚勢続けられるのかな
続けなきゃ
其れが唯一の恩返し
この馬鹿になし得る
最初で最後で最大の恩返し

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