Thursday, January 12, 2006

r虫狩り

葡萄狩りも梨狩りも飽き
紅葉狩りや虫狩りを求む
今年の秋は少し早染めで
紅葉の赤が目にも染みる
落葉松の中を歩いてみる
何処かで誰かが呼んでる
そんな妄想に捕らわれて
落葉松の道を踏み締める
小さな命達が息衝いてた
此れこそが探す小さな秋
これ見よがしに屹立する詩碑などに用は無かった
此れが詩人の思い描いた小さくて愛しい秋だった
押さえれば須々木
放てばきりぎりす
柳多留に詠まれた可愛いく小さな秋
本当は翅を擦る音
誰が鳴くと言った
古人は情緒深くて
この塵界を変える
美しく優しく清く
真紅に染め上げる
こんな色の着物が欲しい
こんな声で歌ってみたい
こんな小さな秋を抱いて
わたし保護色になりたい
誰にも気づかれず
誰にも聞かせる歌
一人で歌いながら
死んでしまいたい

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