我儘姫
もう信じられないと呟いてわたし仰向いて
腹立ち材料ぶら下げた
姫の二の腕に噛み付いた
痛い痛い痛いと叫んでるだけじゃこのむかつきは治まらない
二人だから余計に悔しい
恣意のままに我儘に
姫は僕を傷付け続ける
太陽が溶けて落ちても
僕は君と一緒の部屋
信じるものしか救わないセコイ神様でも拝むしか
姫とずっと一緒にいる僕は救われない報われない
辛い辛い辛いとぼやいてるばかりじゃ心に黴が生えるだけ
一人になるため屋上へ行こう
欲しい侭に気紛れに
姫はプライバシーぶち壊す
誰かの血が流れたら
僕と一緒に見に行こう
仕方ないよグロ好きなんだから
危なげ無いじゃ気が済まない
月が凍って割れても
誰も姫を止められない
繋いだ手なら振り解こう
埃塗れのお姫様は嘘泣き始める
恣意のままに我儘に
姫は僕だけを傷付ける
僕の血が流れたら多分死ぬまで眺めてる
そういう奴なんだ姫は
だけど放って置けない
人徳か因業か
僕等は多分離れない
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