Friday, January 13, 2006

wLe etranger.

この空はあの国で見た空
この風はあの国に吹く風
この海はあの国に繋がり
同じ地球を踏み締めてる
仰向き過ぎて意識は朦朧
懐かしい景色へ想いが滑っていく
優しくも厳しい人々に囲まれてる
現実と夢想が
実在と架空が
無機と有機が
覆う覆る被る
滑落した場所は彼国
誰もわたしを差別しなかった国
世界中からの移民が犇く雑衆国
生粋の住人を探し蹂躙した大地
朗らかに殺戮した余所者共の地
そんな土地に愛着を感じるのは
わたしの中の眠れる殺人嗜好癖
黄色い信号が瞬いてクラクションが鳴る
暫し重なった夢破れ
猥雑な街が展開する
倭でわたしは異邦人
国籍を手に入れても本籍を掴み取っても免許証に記されても
話し掛けてくるのは修学旅行中の中学生
Excuse me, but may I speak to you for a few minutes?
わたしは面倒になる
Watch your language.
と言いたい所だけど
Excuse me, but I must be going now.
に変換して応え去る
わたしは一体誰だ?
わたしは元来何だ?
わたしは生来閏か?
決して善や正に分別されない
いつも悪で邪に差別されてる
其れでも此処にいるのは彼れ遥か場所へ帰るため
帰るには出ていかなきゃならない
だから此処に踏み止まる
帰りたい
願う心は西風に乗り
大陸経て懐かしい国へ届くか
同じ空を見ていても同じ雲を見上げても同じ桜を楽しんでも
此処は異国
わたし異邦人

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