Friday, January 13, 2006

w可燃ごみ収集日

こんなに傷付いて
あんなに詰られて
そんなに苦しくて
何故生きる?
何故死さぬ?
何故感じる?
何故悲しい?
何故寂しい?
答えの無い問いは百発撃っても的外れ
コインが尽きたから
秋祭りの夜店の的当て遊びは終わった
欲しかったキティちゃんはもらえない
自分で買うしかない
本当はそっちのほうが簡単で安いのに
わたしは景品のキティが欲しかったの
生きるってそんなもの
楽な道が無数にあってWEBとなり増殖する
蜘蛛の巣上にいるわたしは捕食者? 餌食? ねえどっち?
思考はくるくる繰る繰る狂狂
思考は嗜好に乗っ取られ狂い
食べる積りが捕われ食われる
楽な道を選んだツケ?
苦を避けた天罰極刑?
一寸酷くない?
アイツだって楽してる
ソイツはもっと怠けて
コイツだけ罰するの?
自問自答を止めたわたしは
精神身体を病んで拘束され
バッドと手首を繋ぐロープが薄い皮膚を擦り破り血を噴く
こんなになって何故生きる?
死んでないからと医者は言う
もう死んだも同然だってのに何故苦しめて生かし続ける?
責任があるから仕方ないって
医師の遠い呟きが本音の真実
皆そう思ってるの
皆其れが本音なの
なら自殺を止めないで
生きる意味より死んで受け取る保険金のほうが
わたしにも周りにも有益利益
不当利得じゃないから安心よ
金縛りの住宅ローンもお終い
生きる意味なんて最初から無かった
有るように洗脳されてただけだった
この年になってやっと気が付いたわ
生きる権利が有れば死ぬ権利も有るでしょう
納税義務を果たしたから
公園汚す権利有るよ
別に弔ってなんて云わないわ
生ゴミとして解体して袋詰してゴミ置き場に放置して
唯其れだけのこと
何故生きるかも感情も悲しさも寂しさも
可燃ゴミの日に出してしまえばいい
最初から空だったわたし
殻さえも無かったわたし
まるでウィルスね
細胞壁も無い黴菌
手早く消毒して知らぬ振りして街角に置けば
さようなら
権威有る生ゴミ収集車が
水気切ってから出せよって少し文句言うだけ
そうでもないって
生首のわたし囁く
だってほら拒食の果ての脱水状態で点滴も拒否するこの身体
軽いよほんの二十五キロ
絞っても水はそう出ない
炙って八%程度の脂肪を落とせば
たった二十キロ
犬より軽い木乃伊だもの
せめて可燃ゴミと認定してよ
人間はとうに失格したわたし
せめてゴミになれないかな?

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