Monday, January 16, 2006

w死せる君へ

俺が死んだとて誰が泣いてくれよう
お前は嘆く
だからわたしははわたしのために自分で泣くのだ
お前は泣く
千切れた手足焼け爛れた顔飛び出た臓物引き摺る皮膚
痛いか苦しいか悲しいか
お前は首を横に振る
そして一言だけ呟く
寂しいと
わたしも一言答える
皆同じと
お前は分からないと泣きじゃくる
わたしは感情を殺し黙って眺める
曙光がガラスを射し
伏せるお前をも貫く
お前にもわたしにも無情な朝は迫り来る
暫しの別れだ
また日が暮れ夜が来るまで
死んだお前と生きるわたし
もうその手を握れない
声は鼓膜を震わせない
体温を交すこともない
引き離されたお前とわたし
やがてわたしがお前の元へ行く
だからもう少し待っていてくれ
そう遠くない未来だから

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