Tuesday, January 17, 2006

w昴に寄せて

激痛に足を止め失血で膝をつく
振り仰げば夜空
一点の星もなし一閃の月もなし
虚栄の嘘を積み重ね裏切り逃避の罪重ね無意な星霜塗り重ね
来たりなば血みどろの此処な僻地
行く先に光は見えず
来し方に血肉と塵芥
今在る鮮血の沼にて転び惑い行き暮れる
目を凝らし希望見えず
目を閉ざし耳を澄ます
砂の擦れる音さえ響く
夢も現も静謐なる真闇
歩かれず止まれずにてまた生傷絶えぬ足擦りあてどなく彷徨うだけ
この生は何時何処にて如何にか終ゆる
其を望むや否や
身にも分からぬ
心もとなし旅路
またも歩みだす
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