Tuesday, January 17, 2006

r冬よ来い

冬よ来い
早く来い
傷付き疲れたあやちゃんが赤い血潮を垂れ流し地獄へ落ちたいと泣いている
こんな歌が唇から漏れる
小春日和は本当に苦手
あちこちの傷痕が疼く
疼痛は激痛より苦しい
失神を許されない痛みが絶え間なく責め立てる
真赤な血糊が干乾びて
わたしは一層醜くなる
わたし一番綺麗になる
わたし最も美しくなる
汚猥が綺麗
可憐が無残
ガラクタ集めたこの街には優しいランプの明かりより現住居宅放火の焔が似合う
さあ笑おうこんなにも悲しいから
さあ歌おうあんなにも苦しいから
さあ立って此処へおいでよ
其処は不似合い
彼方を見ないで今この時だけを楽しもう
狂ったように殺し合え
一番人間らしい
其れが人の本性
神の定めた性質
抗わず無抵抗に殺されろ
弱きは強きに
光は闇に
愛は幻に変えて
この世の終わりはもう直ぐ其処にある

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