Monday, January 16, 2006

w藤が丘の首括りの部屋

笑っちまったよ
死ぬって言うと止めるのに
彼岸へ逝くって言うと頷く
丸きり意味分かってないね
分からせなかったんだから当然の応対か
日本語はいいね
同じ音で違う意味が表現可
感情は勘定に信条は身上に
狂々廻る思考回路はヒート
内燃機関の脳髄はショート
馬鹿笑いして飛ぶヒューズ
燻り煙たい部屋の中で独り
薄く汚れた天井見上げ揺れてる電燈眺めては
一緒にぶら下がろうと傍迷惑な願望膨らませ
結局何もできない癖に
アイツに予告電話する
絶対来るなと冷たく言い放ち
必ず来るから甘えた戯言吐く
どうしようもないこのわたし金百万で殺してよ
足りない? 服汚れる?
でも首吊りのほうが大小便垂れ流しだよ
首は三十cmに伸び青黒く膨れた顔から泥みたいな舌出して
そうなったらわたしやっと人並みのブスになれる
だからさ来るなのシグナル受け取って
早くわたしの傍に来て抱いて
あんたの両腕に包まれてならわたし生きていてもいいから
ねえ早く此処に来て
来ないでは来ての合図
もう合言葉
早く急いで慌てて来て
そして殺して
その腕でこの首を縊ってよ

0 Comments:

Post a Comment

<< Home