Thursday, February 09, 2006

亡き父へ

早いね
また十八年経ったよ
ねえパパ聞こえる
十五年前と同じ
今日も晴れの日
早春の風は生温く
あなたの腐敗を防ぐため
告別式を待たず焼いたね
あの日あの時から
ママの時間は止まったまま
あなたの死を未だ受け入れず
病院へ行くと駄々を捏ねるよ
付き合うわたしの身になって
わたしより少女めくママを
何とか説得してよ
もういないってさ
何処を探してもね
あなたはいないの
壊れたママは幸せ
狂ったわたしだけ取り残されていて
この日が来るたび記憶が溢れる
十八年前のあなたはもう死んでいたから
わたしは記憶の扉にまた鍵を掛けるよ
それまで大人しくしててね
あなたを思い出すと辛いの
わたしも壊れたかったな
連れてって欲しかったな
思い出に溺れてあの日が幻だと惑わせる
だからあなたの扉を閉めて
しっかり鍵を掛けて
また一年
あなたを忘れるよ
ママを守っててね
わたしにはできないから
あなたの遺影は残酷に微笑んであなたの不在を思い知らせるよ
Bye for now.
Soon,we meet to part.
So,I will go alone.
And you will keep to your heart nothing.

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